保険

歯列矯正には、基本的に保険が適応されないケースが多いです。しかし唇顎口蓋裂などといった治療が必要とされる場合は、適応されることもありえます。もちろん、保険を適応されたほうが安くつきますし、経済面での負担が減ることはありがたいでしょう。とはいっても治療が必要というのはそれなりに症状が辛いということですので、あまり手放しに喜べることではありませんが。

保険が適応されるか否かというのは、要するに治療が必要かどうかで判断されます。激しい痛みや不快感に悩まされたり、日常生活に支障をきたしたりというケースであれば、保険は適応されます。しかし美容面で気になる、歯並びを整えたいという程度であれば美容整形と同列に扱われるのか、保険が適応されることはまずありません。しかし虫歯の予防という目的でも保険が適応されないというのは、納得いかないという方も多いでしょう。

さて、保険が適応されれば歯列矯正も安く付くというのは確かですが、だからといってわざと怪我をしていく、生活に支障が出るほど歯列を乱すような日々を過ごす、というのは止めておきましょう。このような行為をする方はほとんどいらっしゃらないと思いますが、念のためこのような行為をしても治療が長引きますし、結局は高くつく上に保険も適応されないこともあるなど、良いことは無いということを申しておきます。

保険はよほどのことが無いと適応されない、と最初から高を括っておいたほうが良いかもしれません。